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partial部分矯正
部分矯正とは?
「私の歯は部分矯正で治せるでしょうか…?」カウンセリングの際に患者様から非常に良く聞かれる質問です。前歯の歯並びのみを改善する場合には、部分矯正での治療が可能です。
部分矯正とは、上下全ての歯を矯正治療するのではなく、少しのガタガタを治したり、補綴治療(かぶせ物治療)をしやすい位置に歯を動かす方法で、1本の歯から治療できます。そのため2ヶ月~1年くらいの短期間で歯を動かすことが可能です。
部分矯正ができるかどうかは、お口の状態によって異なるため、精密検査の結果をもとに診断する必要があります。気になる方はまずはお気軽にご相談ください。
ただし、矯正治療の本来の目的は歯並びと噛み合わせを治すことです。噛み合わせに問題がある患者様は、基本的には部分矯正の適応外になります。
部分矯正と全体矯正の違い
※表は左右にスクロールして確認することができます。
全体矯正 | 部分矯正 | |
---|---|---|
費用 | 高い | 安い |
医療費控除 | 還付可能 | 還付可能 |
期間 | 2?3年 | 6か月?1年 |
痛み | 多少あり | 全体矯正より少ない |
噛み合わせ | ◎ | △ |
見た目 | ◎ | △?◯ |
装置の種類 | マウスピースも可能 | マウスピースも可能 |
当院で部分矯正に用いる装置の種類
①目立たない「マウスピース型矯正装置(インビザライン)」
インビザラインはデジタルを用いて製作された透明なオーダーメイドのマウスピースを週に1回程度交換していくことで歯を動かします。
インビザラインは透明で薄型の装置なので、装着していても目立たないというメリットがあります。審美面のデメリットを感じることなく矯正治療を進めることが可能です。
大人の矯正治療で用いる装置の中で唯一、患者様の意思で着脱可能な装置がマウスピースです。これにより、歯磨きがしやすくなり、口腔内をいつも清潔にすることができます。
②標準的な「表側矯正」
最も標準的な矯正方法です。歯列の表側にブラケットと矯正用ワイヤーを設置して、歯並びの乱れを細かく整えていきます。上の前歯だけ・下の前歯だけ・上下の前歯だけ・奥歯1-2本だけなど、ご希望によっていろいろなパターンがあります。
表側とはいえ、できる限り目立たない装置をご希望の方にはホワイトワイヤーやセラミックブラケットをご用意しております。
当院では比較的痛みが少なく、歯の動きも早いセルフライゲーションシステムを使用しています。この装置は、ブラケットについている開閉式のクリップでワイヤーを留めることで摩擦力を軽減し、弱い力でスムーズに歯を動かすことができるものです。
部分矯正のメリット・デメリット
メリット
- 気になる部分をピンポイントで治療できる
- 他の矯正装置と比較し安価で治療が可能である。
- 治療期間が短い。
- 装置の装着範囲が小さいため、目立ちにくく、痛みや違和感が少ない。
デメリット
- 適応症が限られる。
- 噛み合わせを改善させることはできず、むしろ悪化する場合がある。